風に消えてく歌
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ＨＮ：
冬流
性別：
非公開
趣味：
愛するバンドのライブへ行く（生きがい）／着物を着て出かける／愛猫＆愛犬
自己紹介：
BLやBL風味を匂わす詩風や小説風なものや その時の気分などを書きなぐっています。
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灯篭花
冷たい風が吹き始め 大地が黄色や赤に染まる
そんな風を呼ぶかのように 真っ赤な花が咲き誇る
その赤い色を見るたびに思い出すのだ
貴方のことを
空が茜色に染まり やがて辺りを闇が包み
銀色の月明かりがその赤を浮かび上がらせるたびに
そこに 貴方の姿があるようで・・・
真っ赤な色を その体から溢れさせた貴方を思い出す
私の体にも 真っ赤な色が満ちている
そっと その赤を体の外へと解き放つ
滴る赤を見るたびに 赤い花を思い出す
いっそ どこまでも闇が包んでくれたらいいのに
それでも 天空に駆け上がる女神の車は
銀色の車輪を輝かせ そこに赤を映すのだ
どうか もう 痛みを私に与えないで
心の中で 赤い涙が溢れ出す
銀の光溢れる夜
彼岸に住む 貴方を夢に見ながら・・・
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